GOMA & The Jungle Rhythm Section – GJRS 20th

2004年結成、結成20周年を迎えた「The Jungle Rhythm Section」の最新作アルバム。
GOMA(Didgeridoo)、椎野恭一(Dr.)、田鹿健太(Per.)、辻コースケ(Per.)という結成以来不動のメンバーで、ディジュリドゥの心震わす低音×倍音と、ラテン~アフロの風を取り込んだ鉄壁のリズム隊から放たれる強靭なグルーヴを持ち味としている。
本作では、代表曲である「One groove」のリテイク版「One groove 20th」をはじめ、メンバーの阿吽の呼吸がダンス・ミュージックとしての快楽性を生んでいる「Amigo」、“Tequila”のメロディを大胆に引用したラテン・ナンバー「Saboten」など全5曲。
これまでの音源では一発録りにこだわり、何よりもライブ感を重視した作風となっていたが、今回は断続的にレコーディングしたリズム・パートを、GOMA自らがエディット、再構築。ミニマル~ハウス・テイストが強調され、よりナチュラルな陶酔へとリスナーを導くものとなっている。
20年にわたり培ってきた生音の解放感をキャンバスにして、GOMAの体内に流れるタイム感やイマジネーションをディジュリドゥに託す形で描き出す。そんな成熟の先にあるグルーヴは、タイムレスかつ鮮烈に響く。

Release Date:2024/08/09

GOMA
オーストラリア先住民アボリジナルの伝統楽器「ディジュリドゥ」の奏者、画家。1998年にオーストラリアで開催されたバルンガディジュリドゥ・コンペティションにて準優勝を果たし国内外で広く活動。2009年交通事故に遭い高次脳機能障害の症状により活動を休止。一方事故の2日後から緻密な点描画を描きはじめるようになり、現在ではオーストラリアBACKWOODS GALLERY(2016) 新宿髙島屋美術画廊(2018 ・2019) PARCO MUSEUM TOKYO(2022) PARCO GALLERY OSAKA(2023) PARCO GALLERY NAGOYA(2023)など多数の個展を開催。2012年本人を主人公とする映画「フラッシュバックメモリーズ3D」に出演し、東京国際映画祭にて観客賞を受賞。2021年2020TOKYOパラリンピック開会式にてひかるトラックの入場曲を担当。2022年舞台「粛々と運針」の音楽監督と劇中のアートを手掛ける。